エアコンの買い替えや新しく設置をする際に、室外機の設置場所や室内機との適切な距離がわからず困っている人も多いのではないでしょうか。
室外機の設置場所は、エアコンの稼働効率や寿命に大きな影響を与えるため、正しい設置を行うことが重要です。
- エアコン室外機の適正な設置場所がわからない
- 夏に向けてエアコンを購入したいけど、室外機の設置場所が無さそう
- 室外機って自分で設置できるの?
この記事では、電材商社で7年営業マンをしている家電のプロ監修のもと、まちの電気屋さんを経営しているしゅんぞーが、エアコン室外機の正しい設置場所や設置場所がないときの対処法について完全解説しています!
- エアコン室外機の正しい設置場所
- エアコン室外機のスペースが無いときの対処法
- 設置業者の選び方やおすすめのメーカー
この記事を読むと、室外機の正しい設置場所や設置業者へ依頼するときのポイントがわかり、エアコンを長く効率よく使用できるようになります。
電気屋さんをしていて「エアコンの調子が悪い」と相談を受けることが多いですが、エアコン室外機の設置場所が原因だったケースが多いです!
エアコン室外機の設置場所が悪いと起こる悪影響
エアコン室外機の設置場所が適切でないと、エアコンの稼働効率が悪くなったりエアコンの寿命が短くなったりする悪影響を及ぼします。
ここでは、正しいエアコン室外機の設置を行うために、室外機の役割や設置場所が適切でない場合の悪影響について詳しく解説します。
そもそも室外機の役割とは?
エアコンの室外機は、エアコンの冷暖房を行うための重要な役割を果たしています。
- 冷房:室内の熱を室外に排出
- 暖房:室外の熱を室内に送り込む
エアコンは室内機の中で冷たい空気が作られているイメージを抱きがちですが、実際は室内の熱を取り込み室外機から排出することで部屋の温度を下げています。
室外機が正常に機能できないと、熱を排出したり室内に送り込んだりできずエアコンが機能しなくなるため、室外機は正しく設置することが大切です。
エアコン室外機は、エアコンの心臓部とも言える最も大事な部分ですよ!
室外機の設置環境が悪いとエアコンの稼働効率が悪くなる
室外機の設置場所が適切でないと、エアコンの稼働効率が悪くなります。
室外機は熱を排出するため、直射日光が当たる場所や風通しが悪い場所に設置すると、熱がこもりやすくエアコンが正常に機能できなくなってしまうからです。
反対に、室外機周りの環境を整えることでエアコンの効きが良くなり、電気代の節約にも繋がります。
- 直射日光を遮る
- 室外機の吹き出し口の周りに物を置かない
- 室外機の周りに打ち水をする
室外機の温度上昇を抑えることで、エアコンの稼働効率を大幅に上げられます。
室外機周りの環境を整えてあげることでエアコンの効きがよくなり、より快適に過ごせたり電気代の節約に繋がったりします。
実際に設置相談を行った人からは「電気代が下がった」という声を頂くことが多いです!一度試してみてくださいね!
エアコン室外機の正しい設置場所
エアコンの効率を最大限に引き出すためには、室外機の設置場所が非常に重要です。
- 室内機になるべく近い場所
- 水平に設置できる場所
- 直射日光や雨に直接当たりにくい場所
- 室外機周りの通気性が良い場所
できるだけ上記の条件を多く満たす場所に設置をしましょう。
我が家にはそんな場所ないよ!という人は「室外機の設置場所がない場合の対策」をご覧ください!
エアコン室内機になるべく近い位置
エアコンの室外機は、なるべく室内機の近くに設置しましょう。
エアコン室外機と室内機の距離が遠くなるほど長い配管が必要になり、室内へ送られる冷気が暖まりやすくなってエアコンの効きが悪くなります。
エアコン室外機と室内機の理想的な距離:5m以内
エアコンの購入前には、エアコン室内機の設置場所だけでなくエアコン室外機の設置場所も確認しておくと失敗を防げます。
エアコンの購入前には、エアコンの設置ができる業者に事前に設置環境を見てもらうと安心ですよ!
水平に設置でき地盤がしっかりしている
室外機は重量があるので、水平で地盤がしっかりした場所に設置することが重要です。
もし水平な場所が見つからない場合は、室外機用の架台を使用して水平になるように設置をしましょう。
10年近く設置をするエアコン室外機は、雨風や台風などでも倒れないような場所に設置をする必要があります。
エアコン室外機が転倒した場合は、絶対に自分で起こさないようにしてください!
フロンガスが吹き出しケガをする可能性があります。販売店や業者に連絡しましょう!
直射日光に当たらず雨や雪に直接当たりにくい
室外機は直射日光や雨雪から守られた場所に設置をしましょう。
直射日光が当たると室外機が過度に熱せられ、エアコンの稼働効率が下がる可能性があります。
また、雨や雪が直接当たると、室外機の寿命を縮める原因となります。
エアコン室外機用の日よけカバーや雪よけカバーを使用して雨や雪などから室外機を守りましょう。
よくDIYなどで日よけカバーなど作って使われる人がいますが、かえって熱を排出できなくなってしまう場合があります。必ず既製品や専用の商材を使うようにしましょう!
エアコン室外機周りの通気性が良い
エアコン室外機は通気性の良い場所に設置しましょう。
室外機は空気を吸い込み熱交換を行うため、周囲に十分な通気性が必要です。
室外機の周囲には一定のスペースを確保し、空気の流れを妨げないようにしましょう。設置時には何もなくても年月が経つと、ついつい室外機周りが物で溢れているケースがあります。
「エアコンの機能が落ちてきた」と相談を受けた人でも、室外機周りを整えたら機能が回復したケースがあります。
最近、室外機周りをみてない人は一度、室外機周りの環境をチェックしてみてくださいね!
エアコン室外機を置く場所が無いときの対策
室外機の設置はエアコンの性能を最大限に引き出すためにも重要なポイントです。
しかし、自宅や職場の環境によっては設置場所が限られている場合もありますよね。
- 上部階から1階まで室外機をおろす
- 屋根に設置する
- 天井から吊り下げる
- 壁面に取り付ける
- 2つの室外機を重ねる
どうしても室外機を置く場所が無い場合は、自宅や職場の環境に合わせて上記の対策を行うといいでしょう。
自分1人で行うのは難しいので、事前に専門の業者に相談をおこなってくださいね!
WICELエレクトロリビングでは、エアコン設置や室外機の設置場所に関する相談を無料で行っております。エアコンの不調や室外機の設置で困ったことがあれば、いつでもお問い合わせフォームから気軽にご相談ください。
上部階から1階までエアコン室外機をおろす
エアコンの室外機を上部階から1階までおろす方法があります。
上部階から1階まで室外機をおろす方法は、マンションやアパートなどの集合住宅でよく使われます。
ただし、配管の延長やフロンガスの追加充填など追加の工事が必要になることがあり、費用が増える可能性があるので注意が必要です。
室外機と室内機の距離が離れるため、エアコンの電力効率が少し落ちます!
屋根に設置する
屋根にエアコン室外機を設置する方法があります。
室外機を屋根に設置する方法は、一戸建ての家庭でよく見られる方法です。
ベランダのない2階や3階の部屋でも室外機の設置ができますよ!
ただし、屋根に設置する場合は室外機が風雨にさらされやすいため、適切な保護措置が必要です。メンテナンスの際には専門の業者へ依頼しましょう。
室外機の設置場所で迷ったり、室外機の保護措置について相談したりしたい人はWICELエレクトロリビングにご相談ください。無料相談を承ってますのでお問い合わせフォームからいつでもご相談いただけます。
天井から吊り下げる
天井から室外機を吊り下げることができます。
吊り下げる方法は、店舗やオフィスなどの商業施設でよく見られます。
天井から室外機を吊り下げる際は、事前に天井の強度が室外機の重量に耐えられるのかを確認しましょう。
自身で室外機の重さに天井が耐えられるかの判断が難しい場合は、専門業者に問い合わせて見てもらうと安心です。
見た目を嫌う方は多いですが、通気性は抜群です。
壁面に取り付ける
ベランダの外側の壁面に室外機を取り付ける方法があります。
外側の壁面に室外機を取り付ける手法は、マンションやアパートなどの集合住宅でよく見られる方法です。
ただし、壁面に取り付ける場合は壁の強度や室外機の重量を考慮する必要があります。
自身で室外機の重さに壁が耐えられるかの判断が難しい場合は、専門業者に問い合わせて見てもらいましょう。
外からの見た目がイマイチというデメリットはありますが、エアコンのスペースを広く取れます!
2つのエアコン室外機を重ねる
2台以上のエアコンがある場合に、2つの室外機を重ねる方法です。
室外機2台を1️台分のスペースに設置できるため場所をとりません。
どの方法が一番適しているかは環境で変わります。まずはエアコンの設置工事ができる業者に見てもらうのが1番確実で安全なので問い合わせて相談してみましょう。
WICELエレクトロリビングでは無料相談を承ってます!エアコンに関するお悩みや室外機の設置でお困りの人は、ぜひお気軽にご相談ください!
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エアコン室外機の設置を業者に依頼する際のポイント
エアコン室外機の設置は個人で行うと、正しい判断ができなかったり設置の際にケガをしたりする恐れがあるため、まずは専門業者に相談することをおすすめします。
ここでは、エアコン室外機の設置を業者に依頼する際のポイントについて解説します。
- 事前に見積もりを出してもらう
- 電気設備工事に詳しい業者に設置してもらう
- 信頼できるメーカーから購入する
室外機は平均で10年ほど使用します!後から後悔の無いように慎重に設置をしましょう!参考:Panasonicエアコンの買い替え時期
事前に見積もりを出してもらう
工事費用は業者によって大きく異なるため、事前に見積もりを取りましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 見積もりには設置場所やエアコンの型番を明記する
- 配管延長費用やフロンガス追加充填費用など追加費用が発生しないか確認する
業者によって料金体系はさまざまなので、複数業者で相見積もりしながら納得のいく業者へ設置を依頼しましょう。
事前にちゃんと説明を分かりやすくしてくれる業者さんがおすすめですよ!
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電気設備工事に詳しい業者に設置してもらう
エアコンの室外機設置は、電気設備工事の一部です。
適切な設置がされないとエアコンの稼働効率が落ち、故障の原因になることもあるため、電気設備工事に詳しい業者に設置を依頼しましょう。
- 担当者が電気工事士の資格を持っている
- 万が一のトラブルにも迅速に対応してくれる業者
- 見積もりを比較する
適切な業者に設置を依頼することで、エアコンの性能を最大限に引き出し長期的に安心して使用ができます。
WICELエレクトロリビングでは電気設備工事資格もありアフターフォローも徹底しています!エアコン関連でお悩みがある方はお気軽にお問い合わせください!
信頼できるメーカーから購入する
エアコンの室外機の性能や耐久性は、メーカーによって大きく異なります。
長期的に使用するエアコンだからこそ、信頼できるメーカーから購入することが重要です。
Panasonicのエオリアシリーズは特におすすめできる安心のブランドですよ!「エオリア」と検索して商品情報をチェックしてみてね!
- メーカーの評判と信頼性を確認
- アフターサービスや保証期間を調べる
- 製品のエネルギー消費効率を確認
メーカーによってもエアコンの室内機や室外機の性能はまちまちです。エアコンの分野で長く選ばれているメーカーやブランドを選ぶといいでしょう。
エアコン室外機の設置に関するよくある質問
ここでは、エアコン室外機の設置に関するよくある質問について紹介します。
まとめ
この記事では、エアコンの室外機の正しい設置場所や設置スペースがない時の対処法について詳しく解説してきました。
- 室内機になるべく近い
- 水平に設置でき地盤がしっかりしている
- 直射日光に当たらず雨や雪に直接当たりにくい
- 室外機周りの通気性が良い
- 上部階から1階まで室外機をおろす
- 屋根に設置する
- 天井から吊り下げる
- 壁面に取り付ける
- 壁面に取り付ける
- 2つの室外機を重ねる
エアコン室外機の正しい設置場所の判断や実際の設置は、素人だけでは難しく失敗したりケガをしたりする恐れがあります。
安心してエアコンを利用するためにも、エアコン設置場所で困ったときは専門業者に相談しましょう。
無料相談を受け付けている業者もあるので、まずは気軽に相談するといいですよ。
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