【電気屋さんが解説】 オフィスの電話はどれがいい?人気商品も紹介!

オフィス用の電話として多くの会社で導入されている「ビジネスフォン」。

新しくオフィスを構えるのにビジネスフォンを探しているけど、自分が構えるオフィスに最適な電話機がわからず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

オフィス用の電話選びに関するよくある悩み
  • 新しいオフィスに最適な電話機を知りたい
  • 失敗しないビジネスフォンの選び方を知りたい
  • 家庭用電話機とビジネスフォンの違いを知りたい

この記事では電材商社で7年営業マンをしている家電のプロ監修のもと、まちの電気屋さんを経営しているしゅんぞーが、オフィス用「電話機」の選び方や人気商品を紹介しています。

この記事の内容
  • オフィス用「電話機」の特徴や家庭用電話機との違い
  • オフィス用「電話機」の選び方
  • オフィス用「電話機」の人気商品7選

この記事を読むと、オフィス用「電話機」の特徴や選び方のポイントがわかり、新しいオフィスに最適な電話機を選べるようになります。

目次

オフィス用「電話機(ビジネスフォン)」の特徴

オフィス用の電話機はビジネスフォンとも呼ばれ、ビジネス用に作られた固定電話を指します。

ビジネスフォンは1本の回線で複数の電話機を共有することができ、内線・外線や保留転送などの業務で使える便利な機能が搭載されているのが特徴です。

ビジネスフォンを導入することで電話取り次ぎにかかる手間を削減することができ、社内の業務効率が上がったり、社内コミュニケーションを円滑化させたりすることができます。

家庭用電話機とビジネスフォンの違い

しゅんぞー

オフィス用の電話機として優れているビジネスフォンですが、企業規模などによっては家庭用電話機で十分なケースもあります!

家庭用電話機は、電話回線を契約して電話機とケーブルを繋ぐだけで利用できるため、電話機に詳しくない人でも説明書があれば問題なく設置することが可能です。

また、ビジネスフォンと比べて端末費用が安く必要装置が少ないため、初期費用が抑えられます。

一方デメリットとして、ビジネスフォンのように内線・外線や保留転送などの業務効率化となる便利な機能はありません。

家庭用電話機のメリット・デメリット
家庭用電話機のメリット
  • 設置する際の初期費用が抑えられる
  • 電話の設置や管理が簡単
  • 操作がシンプルで使いやすい
  • 主装置が不要なため場所を取らない
家庭用電話機のデメリット
  • 複数同時に発着信をできない
  • 内線や転送の機能がない
  • 電話対応業務の効率化に向かない
  • 増設するとビジネスフォンより利用料金が割高になりやすい

ビジネスフォンは電話機以外に主装置(PBX)の購入が必要となるため、家庭用電話機より初期費用が高額になりやすく、設置も素人では複雑に感じやすいです。

しかし、長い目で見ると業務効率化に優れた機能が充実しているため、ビジネスフォンには価格相応のメリットがあります。

ビジネスフォンのメリット・デメリット
ビジネスフォンのメリット
  • 1本の回線で複数の電話機を共有できる
  • 内線・外線を使い分けられる
  • 電話対応業務を効率化できる
  • 転送機能で外勤営業でも対応できる
ビジネスフォンのデメリット
  • 初期費用が高額
  • 回線工事や電話工事など導入に手間がかかる
  • 増設や移設のたびに工事が必要
  • 導入にある程度知識が必要

失敗しない!オフィス用「電話機」を選ぶときのポイント

ここでは、オフィス用「電話機」選びで失敗しないためのポイントを解説していきます。

企業規模にあった台数と同時通話数

オフィス用「電話機」を選ぶときは、企業規模にあった台数と同時通話数を確認しましょう。

例えば、小規模企業で従業員が5名以下の場合は必要となる電話機が1台〜2台、同時通話数も少なくて済むことも多いため、家庭用電話機で十分といえます。

一方、従業員が5名以上の企業や中・大企業の場合は2人以上が同時に通話したり、2社以上から同時に着信が入ったりする機会も多いため、ビジネスフォンの導入が好ましいでしょう。

家庭用電話機がおすすめのケース
  • 従業員が5人以下の小規模企業
  • スタートアップ企業やベンチャー企業
  • マンションの一室やサテライトオフィスでの利用
ビジネスフォンがおすすめのケース
  • 従業員が5名以上の中小企業や大企業
  • 2人以上の同時通話が予想される場合

コストと予算

家庭用電話機とビジネスフォンでは導入時にかかる初期費用や、台数に応じたランニングコストが異なります。

家庭用電話機の導入にかかる主な費用目安
  • 電話機:4,000円〜4万円
  • 工事費:1万円〜2万円
ビジネスフォンの導入にかかる主な費用目安
  • 電話機:2万円〜5万円
  • 主装置(PBX):10万円〜30万円
  • 工事費:1万円〜2万円

※あくまで一般的な値であり企業規模や装置の種類などによって大きく異なります。

家庭用電話機は、ビジネスフォンと違って主装置が不要なので初期費用を大きく抑えられるのがメリットです。

注意点としては増設した分、回線が増えて月額費用が倍になるため、あくまで小規模企業向けであることを覚えておきましょう。

一方、ビジネスフォンは家庭用電話機と比べて端末代(電話機)が高めだったり、高額な主装置が必要だったりするため、初期費用が高額になりやすいのがネックなポイントです。

しかし主装置がついている分、1本の回線で複数の電話機と共有することができるため、通信コストを最小限に抑えることができます。

機能性

快適に業務を行うために、必要な機能が備わっているかチェックすることも重要です。

家庭用電話機とビジネスフォンの
主な機能の違い

機能家庭用電話機ビジネスフォン
内線
保留転送
スマートフォン
内線化
短縮ダイヤル

家庭用電話機はあくまで一般家庭用に作られているため、業務効率化に役立つような特別な機能はついていません。

機能がシンプルな分、価格を抑えられるため家庭用電話機は従業員が5名以下などの小規模企業におすすめです。

しゅんぞー

家庭用電話機はコードレスのものや、子機による増設も可能なため、利用環境によっては使いやすいですよ!

一方、ビジネスフォンは内線や保留転送などの他にもスマートフォン内線化や短縮ダイヤル、コールの鳴りわけなど電話取次の手間が短縮できます。

価格は高めですが、価格相応の多機能さと便利さで高い満足感を得られます。

導入後の利用環境

オフィス用の電話機を導入する際は、導入後の利用環境も想定しておくことが大切です。

例えば、オフィス立ち上げ時が従業員5名以下で家庭用電話機を導入しても、その後事業を拡大して従業員が増えた場合、家庭用電話機を増設してもコスパが非常に悪くなります。

しゅんぞー

家庭用電話機は電話機を増設した分、回線が増えてコストが倍になります!

損をしないためにも、将来的な事業計画や企業規模を見越して選ぶようにしましょう。

オフィスに最適な電話の人気メーカーと商品

ここでは、オフィスに最適な電話の人気メーカーと商品を紹介します。

Panasonic(パナソニック)

※引用:Panasonic公式サイト

オフィス用の電話機でおすすめなのは「Panasonic」の家庭用電話機です。

どの機種にも子機が最低1台ついており、増設も簡単にできるため大変便利です。
また、多くのモデルが親機・子機共にコードレスなので自由に置き場所を選べます。

大きめの液晶画面で見やすく、比較的お手頃な価格なので小規模オフィスに最適な電話機といえるでしょう。

種類家庭用電話機
メーカーPanasonic(パナソニック)
機能・特徴・コードレス
・子機1台付き(増設可能)
・温度、湿度アラーム付き
・ドアホン接続可
・迷惑防止機能付き
・着信拒否可
・通話録音可 など

その他の機能詳細はこちら
人気モデル【FAXなし】
VE-GD68DL
VE-GD78DL
【FAXあり】
KX-PD550DL
KX-PD750DL
※参考:Panasonic公式サイト

Panasonic製「電話機」は、各モデルによって便利機能やセキュリティ機能の充実度が異なります。

しゅんぞー

以下記事では、Panasonic製「電話機」の各モデルの比較や、おすすめランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

NTT(エヌ・ティー・ティー)

※引用:NTT西日本公式サイト

NTT」のビジネスフォンは、小・中・大規模オフィスそれぞれに向けた多機能ビジネスフォンが揃えられているため、オフィスの規模に合わせて選びやすいのが特徴です。

個人で利用しているスマートフォンと連携し、自宅や外出先などオフィス外でも電話対応が可能な「スマートフォン連携機能」や、通話を遡って録音できる「さかのぼり通話録音」など、業務効率化の向上に優れた機能が揃っています。

種類ビジネスフォン
メーカーNTT
機能、特徴・内線、外線
・保留転送
・音声メール機能
・留守番電話機能
・スマートフォン連携機能
・さかのぼり通話録音
・お待たせメッセージ など

その他の機能詳細はこちら
人気モデルαZX typeS / typeM
αZX type L
αZX Home
αZX LIGHT type S / type M
※参考:NTT西日本公式サイト

NEC(エヌ・イー・シー)

※引用:NEC公式サイト

NEC」は中・大企業向けにおすすめのビジネスフォンメーカーで、柔軟性のある機能やカスタマイズで業種を問わず幅広く導入できるのが特徴です。

また、NECのビジネスフォンはボタン増設アダプタを追加することにより、オフィスの拡張にも問題なく対応することができます。

種類ビジネスフォン
メーカーNEC
機能・特徴・内線、外線
・保留転送
・VPN機器対応
・セキュリティボタン機能
・パワーセーブ機能
・音声通知
・多言語切り替え
・ボタン増設アダプタ など

その他の機能詳細はこちら
人気モデルDT930シリーズ
DT920シリーズ
※参考:NEC公式サイト

HITACHI(日立)

※引用:HITACHI公式サイト

HITACHI」も、小・中・大規模企業向けと幅広いニーズに応じたラインナップを誇るビジネスフォンメーカーです。

IP電話サービスに対応している機種が多く、通信コストの削減や業務効率を向上させることができます。

フラットな形状で使い心地がよく、アルコール消毒にも対応しているため衛生面の配慮も問題なく行えます。

種類ビジネスフォン
メーカーHITACHI
機能・特徴・内線、外線
・保留転送
・おっかけ転送
・ツイン転送
・順次転送
・スマートフォン連携
・チャット
・留守録、メール通知
・アルコール消毒対応素材

その他の機能詳細はこちら
人気モデルintegral X Type S/Type L
※参考:HITACHI公式サイト

SAXA(サクサ)

※引用:SAXA公式サイト

SAXA」は全4シリーズのビジネスフォンがあり、どれも小・中・大規模企業と幅広く導入できるスペックを持っています。

スマートフォンとの連携で電話対応の品質や効率を向上させることができ、またIP通信に対応しているため通信コストを抑えることができます。

防水・防塵対応で病院や工場でも使用が可能です。

種類ビジネスフォン
メーカーSAXA
機能・特徴・内線、外線
・保留転送
・誰カラー着信
・スマートフォン内線化
・IP通信対応
・防水、防塵対応
・角度可変スタンド

その他の機能詳細はこちら
人気モデルPLATIAⅢ
PLATIAⅡ V
PLATIAⅡ
IP NetPhone SXⅢ
※参考:SAXA公式サイト

NAKAYO

※引用:NAKAYO公式サイト

NAKAYO」は宿泊施設や介護施設に人気のビジネスフォンメーカーです。

業務効率を向上させる基本機能や、安心安全に使用できるセキュリティ機能が充実しています。

オフィスでの利用にもおすすめで、他にもホテル向けの機種などもあり利用環境に合わせて選ぶことができます。

種類ビジネスフォン
メーカーNAKAYO
機能・特徴・内線、外線
・保留転送
・おっかけ転送
・ツイン転送
・スマートフォン連携
・留守録
・迷惑電話対策

その他の機能詳細はこちら
人気モデルNYC-X
※参考:NAKAYO公式サイト

IWATSU

※引用:IWASTU公式サイト

IWATSU」のビジネスフォンは小・中・大規模企業に対応しており、オフィスや医療施設、工場などの大規模施設など、業種問わず導入できます。

コードレスタイプを多数扱っており、設置場所を自由に決められ利用環境が変わっても簡単に対応が可能です。

種類ビジネスフォン
メーカーIWATSU
機能・特徴・内線、外線
・保留転送
・コードレス
・IP通信対応
・留守録
・エコ性能

その他の機能詳細はこちら
人気モデルFrespec
NW-24KT
NW-24IPKT
※参考:IWASTU公式サイト

オフィス用「電話機」に関するよくある質問

ここでは、オフィス用「電話機」に関するよくある質問について紹介します。

オフィス用「電話機」のおすすめは?

当サイトでおすすめしているオフィス用「電話機」以下のとおりです。

【Panasonic】

【NTT】

【NEC】

【HITACHI】

【SAXA】

小規模オフィスにおすすめの電話は?

5人以下の小規模オフィスやマンションの一室、サテライトオフィスでの利用なら「家庭用電話機」がおすすめです。

オフィス用の家庭用電話機でおすすめのメーカーはPanasonicで、以下商品などが挙げられます。

【 Panasonicのおすすめ電話機】

》 Panasonicの各電話機の比較やおすすめランキングはこちら

ビジネスフォンとホームテレフォン(家庭用電話機)の違いは?

ビジネスフォンとホームテレフォン(家庭用電話機)の主な違いは「機能性・コスト・必要装置」です。

ビジネスフォンは、家庭用電話機より多機能で業務効率化に向いており、1回線で複数の電話機と共有することができます。

しかし、ビジネスフォンの導入には主装置という高額な装置が必要なため、初期費用が高くなりやすいのが特徴です。

一方、家庭王電話機は主装置が不要で端末代も比較的安価なため、初期費用を安く抑えることができます。

まとめ

この記事では、オフィスに最適な電話の選び方やおすすめ商品について紹介しました。

オフィス用の電話は種類によって機能性やコストが大きく異なります。
電話機は高価なもので、頻繁に買い替えるものではありませんので、慎重に選ぶようにしましょう。

オフィス用「電話機」失敗しない選び方
  • オフィスや企業規模にあったスペックのもの
  • コストや予算にあったもの
  • 必要機能が揃っているか
  • 導入後の利用環境を想定する
オフィス用「電話機」のおすすめメーカーと商品
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