電気代が高騰するなか、できるだけ節電して自宅やオフィスの電気代を抑えたいですよね。
しかし、節電しつつも暑い夏を快適に過ごしたいと考える方は多いのではないでしょうか。
- 夏でも快適に過ごせる自宅やオフィスでできる節電術を知りたい
- 節電はしたいけど暑くない快適な環境で過ごしたい
- 節電が自然とできるように節電チェックリストが欲しい
この記事では、電材商社で7年営業マンをしている家電のプロ監修のもと、まちの電気屋さんを経営しているしゅんぞーが、自宅やオフィスでできる夏の節電アイデアについて解説しています!
- 自宅やオフィスでできる夏の節電アイデア9つ
- 自宅やオフィスの夏の節電チェックリスト
この記事を読むと、自宅やオフィスの節電方法が分かり、上手に節電しながら暑い夏を快適に過ごせるようになります。
【暑い夏でも快適に過ごせる】自宅やオフィスでできる夏の節電アイデア9つ
自宅やオフィスでできる夏の節電アイデア9つを紹介します。
- こまめに消すより”つけっぱなし”にする
- サーキュレーターを併用する
- エアコンフィルターのお手入れをする
- すだれやカーテンを活用する
- 自動運転をする
- 室外機に気を遣う
- 吹き出し口に保冷剤を設置する
- 古いエアコンは買い替える
節電アイデアを取り入れて、上手に節電しながら暑い夏を快適に過ごしましょう!
⒈エアコンの設定温度は26〜28℃を心がける。
夏季のエアコンの設定温度は26〜28℃を心がけましょう。
過度な冷房に頼らなくても快適に過ごせる温度の目安ですね!
しかし、実際に28℃の設定では暑さから不快に感じる方が多いようです。
冷房を控えた方に自宅でエアコンの設定温度を調査した結果
Q.【冷房を控えた方で】昨年の夏場、自宅でのエアコン冷房は何度に設定することが最も多かったですか?<択一> (n=500)
冷房を控えた方の快適度を調査した結果
Q.昨年の夏場、自宅でのエアコンの冷房利用を控えた際、暑さを感じることはありましたか?(n=500)
全体の97%が28℃設定で暑さを感じているんだね!
快適さを感じるためには28℃以下の温度に設定する必要がありそうですね!
また、節電効果を出すためには設定温度を1℃上げると約13%の消費電力を節電することができます。
結果、快適さと節電効果を両立するために、その日の温度や体調に合わせて26〜28℃設定を心がけるのがいいでしょう。
⒉こまめに消すより”つけっぱなし”にする
エアコンはこまめに消すより”つけっぱなし”にする方が電気代を抑えられる場合があります。
そうなの?!もったいないと思ってこまめに消してた!
エアコンは運転を開始するときに大きな電力を使用するので、こまめにつけたり消すのは返って電気代を高くする原因となるのです。
エアコンは1時間程度の外出なら”つけっぱなし”にする方が電気代を抑えられる傾向にあります。
長時間の外出なら消して、1時間程度の外出ならつけっぱなしにするといいでしょう。
⒊エアコンとサーキュレーターの併用で空調を良くする
部屋全体を効率よく快適にするために、サーキュレーターの併用がおすすめです。
サーキュレーターを併用することでお部屋の空気の循環が良くなり、効率よくお部屋を快適な状態にすることができます。
サーキュレーター以外に、扇風機でもOK!
でもサーキュレーターの電気代がかかって電気代は高くなるんじゃない?
結論、エアコンを100%の力で運転させるより、エアコンを70%、サーキュレーターを30%で運転させる方が節電に効果的です!
エアコンのみの場合と、エアコンとサーキュレーターを併用したときの電気代の比較は次のとおりです。
【エアコンのみとエアコンとサーキュレーターを併用したときの電気代比較(目安)】
エアコンのみの場合 | エアコンとサーキュレーターを併用した場合 | ||
エアコン | エアコン | サーキュレーター | |
1時間あたりの電気代 | 13.24円 | 13.24円 | 0.85円 |
1日あたりの電気代 | 66.2円 | 66.2円 | 4.24円 |
1ヶ月あたりの電気代 | 1,986円 | 1,728円 1,986円の13%オフ(※a) | 127円 |
1ヶ月あたりの電気代合計 | 1,986円 | 1,855円 |
※1日5時間使用の場合の目安数値
※参考:パナソニック エアリオ CS-LX253D(8畳用) 冷房消費電力500W(平均)
※参考:アイリスオーヤマ サーキュレーター PFC-M15 消費電力32W(最大)
※電力料金:東京電力26.48円(2023年5月現在)
※aサーキュレーター使用により設定温度を1℃上げた場合の節電効果を考慮
1ヶ月あたりの電気代はエアコンとサーキュレーターを併用した場合の方が約130円安いことが分かりますね!
ほんとだ!あとサーキュレーターってすごく電気代が安いんだね!
電気代の節電と快適温度までの時間短縮のために、サーキュレーターを併用しましょう!
⒋エアコンフィルターをお手入れをする
エアコンフィルターのお手入れを定期的に行うことで、無駄な電力消費を防ぐことができます。
フィルターのホコリが溜まった状態で使い続けると、十分に吸排することができなくなり、動作に余計な電力を消費してしまうからです。
エアコンのお手入れをすると0.6%〜1.9%の節電に繋がりますよ!
約2週間に一度(目安)
※参考:環境省
でもエアコンのお手入れって面倒だんだよね・・・
エアコンのお手入れが面倒な方や、お手入れする時間がない方はハウスクリーニングを活用するといいですよ!
電気代の節電や空気環境のことも考えて、エアコンフィルターは定期的にお手入れしましょう!
⒌すだれやカーテンなどで窓からの日差しを遮断する
すだれやカーテンなどで窓からの日差しを遮断すると、室温の上昇を抑えたり、冷房の冷気が逃げるのを防いだりするのに効果的です。
例えば昼間の外出から帰宅すると、密室状態に日差しが加わって部屋が熱気でこもっていることがありますよね。
仕事から帰ったときの部屋ってかなり暑いんだよね…
カーテンを閉めて外出すると、少なくとも日差しによる室温の上昇を抑えることができるので、帰った時の室温の不快さを軽減することができます。
カーテンは遮光や遮熱効果の高いものを使用するとより効果的ですよ!
外からの日射熱や冷房の冷気が逃げるのを防ぐと、エアコンの過剰運転が防げて節電にもなります。
エアコンの効きを良くして快適に過ごせるように、夏はすだれやカーテンを活用しましょう!
⒍自動運転にする
エアコンの設定を自動運転にすることで、より快適に過ごせるようになり、エアコンの過剰運転を防ぐこともできます。
時間帯によって気温は変化するので、おのずと室温も外の気温に合わせて上下しますよね。
時間単位で風量や温度を調整していたけど結構調整が難しいんだよね。
自動運転にすると室温の変化によって風量や温度を自動的に調整してくれるので、冷えすぎず暑すぎずと過剰運転を防ぐことができます。
節電効果や快適度を上げるためにも、自動運転にするのはおすすめです!
⒎室外機を直射日光が当たらない場所に移動させる
エアコンの効きを良くしたり、節電を効率よく行うには室外機の設置場所にも気を遣いましょう。
室外機は室内の熱が排出されるところで、本体が熱くなりやすい特徴があります。
直射日光が当たるところに設置してしまうと、さらに室外機本体が熱くなり、放熱効果が落ちて余計に電力がかかってしまうことがあります。
例えばスマホ本体が熱くなって動作が遅くなるイメージですね!
省エネ効果を上げるために、室外機は直射日光が当たらない風通しが良いところに設置するようにしましょう。
⒏吹き出し口に保冷剤を設置する
エアコンや扇風機の吹き出し口に保冷剤を設置することで、より冷気を感じやすく設定温度の下げすぎを防ぐことができます。
エアコンの冷気と保冷剤の冷気、考えるだけでも快適な気分になれますね〜!
エアコンの温度設定の下げすぎを予防できるので、節電にも効果的です。
保冷剤を設置することでより効率よくお部屋を快適な状態にできますよ!
節電効果や快適度を上げるために、保冷剤などのグッズを活用するのがおすすめです。
⒐古いエアコンは買い替える
古いエアコンは消費電力が多く、電気代が無駄に高くかかってしまう傾向があります。
【古いエアコンと新しいエアコンの消費電力の違い】
発売年 | 年間消費電力量 | 年間電気代 | 参考機種 |
---|---|---|---|
2007年発売 | 759kWh | 23,529円 | ナショナルエアコンXシリーズ/CS-X257A |
2022年発売 | 676kWh | 20,956円 | パナソニックXシリーズ/CS-X252D |
2007年のエアコンと2022年のエアコンでは年間電気代に約2500円の差があります!
約13年
私の家のエアコンは14年経ってるかも・・・
たとえ故障していなくても、目安の時期を超えたら買い替えを検討しましょう!
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自宅やオフィスの夏の節電チェックリスト
節電が自然と行えるように、自宅やオフィスでできる夏の節電チェックリストをご用意しました。
夏はこのチェックリストをもとに、効率よく節電を行いましょう!
写真はダウンロードしてご自由に使ってください!
夏の自宅やオフィスの節電に関するよくある質問
ここでは夏の自宅やオフィスの節電に関するよくある質問について紹介します。
まとめ:上手に節電しながら暑い夏を快適に過ごそう!
この記事では、自宅やオフィスでできる夏の節電アイデアと節電チェックリストについて解説してきました。
節電アイデアを取り入れることで、暑い夏でも自宅やオフィスで快適に過ごしながら節電を行うことができます。
- エアコンの設定温度は26〜28℃を心がける
- こまめに消すより”つけっぱなし”にする
- サーキュレーターを併用する
- エアコンフィルターのお手入れをする
- すだれやカーテンを活用する
- 自動運転をする
- 室外機に気を遣う
- 吹き出し口に保冷剤を設置する
- 古いエアコンは買い替える
自宅やオフィスの節電アイデアを取り入れて、上手に節電しながら暑い夏を快適に過ごしましょう!
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